企業の成長・発展はその「人材」によります。すなわち、組織全体にわたって「人」が戦略を形成します。組織の効率や生産性を高め、利 益率を向上させるためには、適切な能力開発を進めることがより重要になってきます。また、個々人の強みの多様化に伴い、一律的なキャリア開発計画では本来の強みを活かせなくなっています。そこで、個々人の特性に合わせたキャリア開発を進めるために、その指標として、個々人の行動特性(コンピテン シー)を見極めることは必要不可欠です。
コンピテンシーは、業種、業態、企業特性等の総体として企業戦略を担う人材のコンピテンスを具現化した人的要素です。ワースプランニングでは、実際の現場におけるコンサルティングノウハウ、および蓄積されたデーターベースを反映させながらミッション・活動分析と組織能力アセスメントをベースに企業および組織能力を構成するコンピテンシーを分析・整理しています。
分析・整理されたコンピテンシーは、コンピテンシー・ディクショナリーとして体系化されています。このコンピテンシーの源泉となるコンピテンシー・ディクショナリーの体系化にあたっては、コンピテンシー研究の第一人者であるイギリス人学者(コンピテンシー専門家)により古代ギリシャ時代から言われている古典的分類(人の感覚→思考→行動)とゴールマン博士のEQコンピテンシーの分類(個人的なもの−社会的なもの)を融合させたフレームを取り入れています。
「コンピテンシー・サーベイHRD」では、このコンピテンシー・ディクショナリーをベースにして、クライアント企業ごとに対象となる人材像に要求されるコンピテンシーを抽出、企業の実態に合致した最適のコンピテンシーにより組み立てることで、実践に即した活用を実現しています。 |